台風の備えは万全?家を守るチェックリスト付き

豊橋市、豊川市、蒲郡市など、愛知県東部にお住まいの皆さん。

この地域は、海と山に囲まれた地形的な特徴から、台風による被害が特に発生しやすいエリアです。
具体的には、平野部と山間部の境界に位置するため、大雨で増水した河川が氾濫するリスクが高まります。また、海に面しているため、高潮や高波による浸水被害も無視できません。
過去を振り返っても、この地域では河川の氾濫や土砂災害が繰り返し発生しており、日頃からの備えが非常に重要です。

本ブログでは、台風襲来前にできるチェックリストを掲載しています。
台風に備えてくださいね。

日本列島と台風
目次

愛知県東部エリアの特徴と過去の被害

2023/6/4 毎日新聞

記録的大雨 住宅損壊、浸水相次ぐ/愛知

水没する車

台風2号が梅雨前線を刺激した影響で、午後に線状降水帯が発生した愛知県東部の豊川市では、広い範囲で浸水が続き、多くの車が動くことができず立往生。各地で住宅被害や土砂崩れが発生するなど、大きな爪痕を残した。

2023年6月 台風2号の影響

  • 豊橋市:床上浸水が80件、床下浸水が86件(罹災証明件数)発生
  • 豊橋市:事務所や工場などの非住家被害が145件
  • 豊川市:住宅の全壊が2棟、床上浸水が264棟、床下浸水が263棟の甚大な被害
  • 蒲郡市:土砂崩れによる住家被害が1棟(全壊)

台風への備えは日頃から大切

台風はいつ発生するか完全には予測できず、接近してからは雨や強風の影響で屋外作業が困難になります。
だからこそ、平常時からの点検と準備が何よりも大切です。

  • 屋根や雨どいは劣化していないか?
  • カーポートやフェンスはしっかり固定されているか?
  • 窓ガラスやサッシに不具合はないか?

こうした小さな確認が、大きな被害を防ぐカギになります。

台風に備える|家まわりチェックリスト

  • ハザードマップ確認(避難場所や避難経路を再確認)
  • 庭やベランダを片付ける
  • 屋根に異常がないか確認する
  • 窓、雨戸、シャッターに異常がないか確認する
  • 雨樋(あまとい)や排水溝の掃除する
  • カーポートや車カバーの点検をする
  • 屋外で倒れると危険なもの、風で飛びそうなものがないか確認する

台風被害の事例

【M様:築32年】

M様は台風の強風で向かいの家の屋根瓦が飛んできて、自宅に大きな被害が出ました。

・窓ガラスが割れる
・外壁にキズが入る
・駐車中の車が凹む


一見すると「瓦が飛んできた家」に賠償を求められそうですが、実際には台風など自然災害による飛来物の損害は、加害者側に責任が及ばないケースがほとんどです。
そのため、このご家庭も相手からの補償は受けられず、自分の火災保険で修理費用を賄われました。

屋根が壊れた家

自分が加害者になってしまうことも…

逆に、自分の家の瓦やトタン板、雨どいなどが飛んでしまえば、近隣の窓を割ったり、外壁や車を傷つけたりする可能性もあります。
場合によっては、通行人にケガをさせるリスクもゼロではありません。


自然災害による被害は「賠償責任が問われにくい」とはいえ、ご近所トラブルの火種になったり、心理的な負担を抱えてしまうこともあります。
特に築年数の経った住宅は、屋根材や外壁が劣化していて飛散しやすく、他者への被害につながりやすい傾向があります。
だからこそ、事前点検や補修を怠らないことが、自宅と地域の両方を守る備えになります。

古い家で特に点検すべき箇所チェックリスト

屋根・瓦やスレートに浮き・割れ・ズレがないか
・トタン屋根はサビや釘の浮きがないか
・棟板金が緩んでいないか
外壁・クラック(ひび割れ)が広がっていないか
・サイディングの反りや隙間がないか
・塗装の剥がれで防水性が落ちていないか
雨どい・落ち葉やゴミで詰まっていないか
・金具が外れていないか・グラついていないか
・接合部から水漏れしていないか
窓・サッシ・サッシの立て付けやガタつきがないか
・網戸・雨戸がスムーズに開閉できるか
・ガラスにヒビや劣化(曇り・浮き)がないか
カーポート・ベランダ・ポリカ板や波板が割れていないか、固定が甘くないか
・柱や金具にサビ・緩みがないか
・ベランダの手すりや物干し金具がしっかり固定されているか

ポイントは「古い=劣化している部分が多い」ため、飛散・落下の危険がないかを重点的に確認することです。

スクロールできます

台風対策グッズ

台風シーズンになると、停電や断水、屋根や窓の破損など、さまざまな被害が心配されます。
「もしもの時」に慌てないために、台風対策グッズリストをまとめました。

避難のための防災グッズだけでなく、家や生活を守るための台風特化型もご紹介しています。
ご自宅の状況に合わせて、ぜひチェックしてみてください。

🏠 家の安全対策・養生テープ(窓ガラスの飛散防止)
・段ボール・プラ板(窓の補強用)
・土のう袋・水のう袋(浸水防止)
・ブルーシート(屋根・外壁の応急処置)
・ロープ・結束バンド(飛散物固定)
🔦 停電対策・懐中電灯(手元用)
・LEDランタン(室内照明用)
・乾電池の予備
・モバイルバッテリー(スマホ充電用)
・カセットコンロ+ガスボンベ(停電時の調理用)
💧 断水・生活対策・飲料水(1人1日3リットル×3日分が目安)
・非常食(レトルト・缶詰・乾パンなど)
・簡易トイレ・ポリ袋
・ウェットティッシュ・アルコール消毒
📡 情報収集・電池式/手回しラジオ
・スマホ+予備充電器
・災害用アプリのインストール(気象庁、防災速報など)
🧰 その他あると安心なもの・軍手・厚手の手袋
・マスク
・救急セット(絆創膏・常備薬)
・雨具(レインコート、長靴)
・現金(停電時はキャッシュレス決済が使えない場合あり)
台風の備え
ポイント
  • 台風は「突然の停電・断水」が一番多い被害 → 停電・断水対策を重点に
  • 浸水リスクのある家は土のうや水のう袋必須。
  • 高齢者や子どもがいる家庭は、オムツ・ミルク・介護用品などを必ず追加。

マンションで注意すべき「窓からの水」被害

マンション高層階は風圧が強く、低層階は吹き込みやすい傾向があります。
台風時は、横殴りの強風雨でサッシの隙間から水が入り込むことがあります。特に築年数の経った建物では、ゴムパッキンやコーキングの劣化によって、以下のような被害が起こりやすくなります。

  • 窓枠からポタポタと水漏れ
  • サッシの下部に水が溜まり、床やカーテンが濡れる
  • 網戸や雨戸がしっかり閉まらず、吹き込み被害
  • サッシやゴムパッキンの劣化チェック
  • 排水口(サッシ下部の水抜き穴)の掃除
  • 窓ガラスに養生テープを貼って飛散防止
  • 雨戸・シャッターがある場合は早めに閉める
  • タオルや吸水シートを窓際に準備しておく

🌪️ 台風110番とは?

グッド住マイルでは、地域の皆さまの安心を守るために 「台風110番」 を設置しています。

サポート

事前点検サポート

屋根・外壁・雨どい・カーポート・窓サッシなど、台風で被害が出やすい場所をチェックします。

サポート

台風接近前のアドバイス

排水口の清掃や庭木の整理、飛散物の固定など、今すぐできる備えをサポートします。

サポート

被害発生時の優先訪問

地域密着だからこそ、災害後の緊急対応にも素早く駆けつけます。

優先訪問は、LINEお友だち登録いただいた方限定です。
ご登録は無料です。下記から登録できます。
(対応地域:豊橋市、豊川市、蒲郡市、田原市、新城市、安城市、岡崎市、刈谷市、豊田市)

\「台風110番」をご利用いただけます!/

地域密着だからこそできる安心のサポートです。
その他のお困りごともLINEからもお問い合わせができます。お気軽にご相談ください。

まとめ

台風は毎年のように発生し、進路によっては大きな被害をもたらします。
特に豊橋市・豊川市・蒲郡市など愛知県東部は、海や川、山が近い地形から浸水や強風の影響を受けやすい地域です。


戸建てでは屋根や外壁、マンションでは窓サッシやベランダなど、住まいの弱点はさまざま。
しかし、日頃からの点検と備えによって、多くの被害は未然に防ぐことができます。


今回ご紹介したチェックリストを参考に、ぜひご自宅を一度見直してみてください。
「自宅を守ることは、家族や地域を守ること」につながります。
もし点検や補修に不安があれば、地域密着のグッド住マイルがサポートいたします。


「何かあってから」では遅いかも…
事前に備えて、安心を一緒に整えましょう😊

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