台風の備えは万全?家を守るチェックリスト付き

豊橋市、豊川市、蒲郡市など、愛知県東部にお住まいの皆さん。
この地域は、海と山に囲まれた地形的な特徴から、台風による被害が特に発生しやすいエリアです。
具体的には、平野部と山間部の境界に位置するため、大雨で増水した河川が氾濫するリスクが高まります。また、海に面しているため、高潮や高波による浸水被害も無視できません。
過去を振り返っても、この地域では河川の氾濫や土砂災害が繰り返し発生しており、日頃からの備えが非常に重要です。
本ブログでは、台風襲来前にできるチェックリストを掲載しています。
台風に備えてくださいね。

愛知県東部エリアの特徴と過去の被害
記録的大雨 住宅損壊、浸水相次ぐ/愛知

台風2号が梅雨前線を刺激した影響で、午後に線状降水帯が発生した愛知県東部の豊川市では、広い範囲で浸水が続き、多くの車が動くことができず立往生。各地で住宅被害や土砂崩れが発生するなど、大きな爪痕を残した。
2023年6月 台風2号の影響
- 豊橋市:床上浸水が80件、床下浸水が86件(罹災証明件数)発生
- 豊橋市:事務所や工場などの非住家被害が145件
- 豊川市:住宅の全壊が2棟、床上浸水が264棟、床下浸水が263棟の甚大な被害
- 蒲郡市:土砂崩れによる住家被害が1棟(全壊)
台風への備えは日頃から大切
台風はいつ発生するか完全には予測できず、接近してからは雨や強風の影響で屋外作業が困難になります。
だからこそ、平常時からの点検と準備が何よりも大切です。
- 屋根や雨どいは劣化していないか?
- カーポートやフェンスはしっかり固定されているか?
- 窓ガラスやサッシに不具合はないか?
こうした小さな確認が、大きな被害を防ぐカギになります。

台風に備える|家まわりチェックリスト
- ハザードマップ確認(避難場所や避難経路を再確認)
- 庭やベランダを片付ける
- 屋根に異常がないか確認する
- 窓、雨戸、シャッターに異常がないか確認する
- 雨樋(あまとい)や排水溝の掃除する
- カーポートや車カバーの点検をする
- 屋外で倒れると危険なもの、風で飛びそうなものがないか確認する
台風被害の事例
【M様:築32年】
M様は台風の強風で向かいの家の屋根瓦が飛んできて、自宅に大きな被害が出ました。
・窓ガラスが割れる
・外壁にキズが入る
・駐車中の車が凹む
一見すると「瓦が飛んできた家」に賠償を求められそうですが、実際には台風など自然災害による飛来物の損害は、加害者側に責任が及ばないケースがほとんどです。
そのため、このご家庭も相手からの補償は受けられず、自分の火災保険で修理費用を賄われました。

自分が加害者になってしまうことも…
逆に、自分の家の瓦やトタン板、雨どいなどが飛んでしまえば、近隣の窓を割ったり、外壁や車を傷つけたりする可能性もあります。
場合によっては、通行人にケガをさせるリスクもゼロではありません。
自然災害による被害は「賠償責任が問われにくい」とはいえ、ご近所トラブルの火種になったり、心理的な負担を抱えてしまうこともあります。
特に築年数の経った住宅は、屋根材や外壁が劣化していて飛散しやすく、他者への被害につながりやすい傾向があります。
だからこそ、事前点検や補修を怠らないことが、自宅と地域の両方を守る備えになります。
古い家で特に点検すべき箇所チェックリスト
屋根 | ・瓦やスレートに浮き・割れ・ズレがないか ・トタン屋根はサビや釘の浮きがないか ・棟板金が緩んでいないか |
外壁 | ・クラック(ひび割れ)が広がっていないか ・サイディングの反りや隙間がないか ・塗装の剥がれで防水性が落ちていないか |
雨どい | ・落ち葉やゴミで詰まっていないか ・金具が外れていないか・グラついていないか ・接合部から水漏れしていないか |
窓・サッシ | ・サッシの立て付けやガタつきがないか ・網戸・雨戸がスムーズに開閉できるか ・ガラスにヒビや劣化(曇り・浮き)がないか |
カーポート・ベランダ | ・ポリカ板や波板が割れていないか、固定が甘くないか ・柱や金具にサビ・緩みがないか ・ベランダの手すりや物干し金具がしっかり固定されているか |
ポイントは「古い=劣化している部分が多い」ため、飛散・落下の危険がないかを重点的に確認することです。






台風対策グッズ
台風シーズンになると、停電や断水、屋根や窓の破損など、さまざまな被害が心配されます。
「もしもの時」に慌てないために、台風対策グッズリストをまとめました。
避難のための防災グッズだけでなく、家や生活を守るための台風特化型もご紹介しています。
ご自宅の状況に合わせて、ぜひチェックしてみてください。
🏠 家の安全対策 | ・養生テープ(窓ガラスの飛散防止) ・段ボール・プラ板(窓の補強用) ・土のう袋・水のう袋(浸水防止) ・ブルーシート(屋根・外壁の応急処置) ・ロープ・結束バンド(飛散物固定) |
🔦 停電対策 | ・懐中電灯(手元用) ・LEDランタン(室内照明用) ・乾電池の予備 ・モバイルバッテリー(スマホ充電用) ・カセットコンロ+ガスボンベ(停電時の調理用) |
💧 断水・生活対策 | ・飲料水(1人1日3リットル×3日分が目安) ・非常食(レトルト・缶詰・乾パンなど) ・簡易トイレ・ポリ袋 ・ウェットティッシュ・アルコール消毒 |
📡 情報収集 | ・電池式/手回しラジオ ・スマホ+予備充電器 ・災害用アプリのインストール(気象庁、防災速報など) |
🧰 その他あると安心なもの | ・軍手・厚手の手袋 ・マスク ・救急セット(絆創膏・常備薬) ・雨具(レインコート、長靴) ・現金(停電時はキャッシュレス決済が使えない場合あり) |

- 台風は「突然の停電・断水」が一番多い被害 → 停電・断水対策を重点に。
- 浸水リスクのある家は土のうや水のう袋必須。
- 高齢者や子どもがいる家庭は、オムツ・ミルク・介護用品などを必ず追加。
マンションで注意すべき「窓からの水」被害
マンション高層階は風圧が強く、低層階は吹き込みやすい傾向があります。
台風時は、横殴りの強風雨でサッシの隙間から水が入り込むことがあります。特に築年数の経った建物では、ゴムパッキンやコーキングの劣化によって、以下のような被害が起こりやすくなります。
- 窓枠からポタポタと水漏れ
- サッシの下部に水が溜まり、床やカーテンが濡れる
- 網戸や雨戸がしっかり閉まらず、吹き込み被害
マンションでの窓対策
- サッシやゴムパッキンの劣化チェック
- 排水口(サッシ下部の水抜き穴)の掃除
- 窓ガラスに養生テープを貼って飛散防止
- 雨戸・シャッターがある場合は早めに閉める
- タオルや吸水シートを窓際に準備しておく
🌪️ 台風110番とは?
グッド住マイルでは、地域の皆さまの安心を守るために 「台風110番」 を設置しています。
事前点検サポート
屋根・外壁・雨どい・カーポート・窓サッシなど、台風で被害が出やすい場所をチェックします。

台風接近前のアドバイス
排水口の清掃や庭木の整理、飛散物の固定など、今すぐできる備えをサポートします。
被害発生時の優先訪問
地域密着だからこそ、災害後の緊急対応にも素早く駆けつけます。
\「台風110番」をご利用いただけます!/

地域密着だからこそできる安心のサポートです。
その他のお困りごともLINEからもお問い合わせができます。お気軽にご相談ください。
まとめ
台風は毎年のように発生し、進路によっては大きな被害をもたらします。
特に豊橋市・豊川市・蒲郡市など愛知県東部は、海や川、山が近い地形から浸水や強風の影響を受けやすい地域です。
戸建てでは屋根や外壁、マンションでは窓サッシやベランダなど、住まいの弱点はさまざま。
しかし、日頃からの点検と備えによって、多くの被害は未然に防ぐことができます。
今回ご紹介したチェックリストを参考に、ぜひご自宅を一度見直してみてください。
「自宅を守ることは、家族や地域を守ること」につながります。
もし点検や補修に不安があれば、地域密着のグッド住マイルがサポートいたします。
「何かあってから」では遅いかも…
事前に備えて、安心を一緒に整えましょう😊